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HOME新産業航空・宇宙齊田興哉の宇宙ビジネス通信 > エアバスが小型衛星を量産、続々登場低コスト衛星技術

齊田興哉の宇宙ビジネス通信

エアバスが小型衛星を量産、続々登場低コスト衛星技術

2017年6月1日~2017年6月30日

  • 齊田 興哉=日本総合研究所 都市・地域経営戦略グループ マネージャー
  • 2017/07/10 05:00
  • 1/5ページ

 2017年6月の宇宙ビジネス通信をお届けします。今月は、国内外の企業の新しい取り組みを報じるニュースが数多く配信されました。今月は、以下の5つをピックアップしました。

【1位】Airbus社、小型衛星の大量生産ラインの詳細を発表

OneWeb構想のためにAirbus社が整備した小型衛星の大量製造ライン
(出所:Airbus Defense and Spaceサイト)
[画像のクリックで拡大表示]

 2017年6月27日米Airbus社は、同社が「OneWeb構想」と呼ぶ、小型衛星の大量生産ラインの詳細を発表しました(Airbus社のホームページ)。約4000機の小型衛星コンステレーションの実現に向けたものです。

 この小型衛星の大量生産ラインは「Digital Factory」と呼ばれ、Design(設計)エリアとProduction(生産)エリアに分かれています。Designエリアでは、クリーンルームのディスプレイを確認しながら、小型衛星のアッセンブリーやテストの指示を送ります。Productionエリアには、小型の運搬用ビークルや作業用ロボット、スマート試験装置などが配置され自動で制御されています。一連の作業により得られたデータはビッグデータとして解析され、作業効率化などに役立てられるといいます。

 また、この小型衛星の大量生産ラインは、30のワークステーションからなり、1つのワークステーションには2名の作業員が配置されるようです。今のところ、1日1シフト制での作業を予定しているとのことですが、1日3シフト制までフレキシブルに対応可能といいます。この製造ラインにより1週間に15機の衛星を製造することができるようです。

 本コラムの2017年3月号にも掲載しましたが、米York Space Systems社や米Raytheon社も小型衛星の大量生産化に取り組んでいます。生産の効率化、コスト削減策などに各社の特徴が出て、大量生産ラインにおいても競争が生まれそうです。

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