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スポーツをテクノロジーする

羽を造る超軽量な人工材料の追求

バドミントン・シャトルをテクノロジーする・その3[連載第29回]

  • 北岡哲⼦=⽇本⽂理⼤学特任教授
  • 2017/12/19 05:00
  • 1/4ページ
図1 “歴代”の試作品
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 前回紹介した、水鳥の羽を人工素材で置き換えるための、星の数ほどのトライアンドエラー。今回はその跡を追って、1つひとつ見ていきたいと思います。“歴代”の試作品(図1)を、右から左に向かってたどっていきます。

[1]現在市販されている、一般的な人工素材のシャトル
 羽が網状で、一体成形になっています。打球感、飛翔感などが、水鳥の羽という天然素材を使ったものに全く及びません。そこで、少しでも近づけるような努力が始まりました(図2)。

図2 現在一般的な人工素材のシャトル
図2 現在一般的な人工素材のシャトル
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[2]軸を樹脂で試作
 軸を汎用樹脂で、それ以外の羽部分は不織布で造りました。水鳥の羽よりかなり重いそうです(図3)。

図3 軸を樹脂で試作
図3 軸を樹脂で試作
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[3]炭素繊維を配合
 炭素繊維(短繊維)で強化しました。これでも、まだ天然の羽には及びません(図4)。

図4 炭素繊維を配合
図4 炭素繊維を配合
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[4]軸をABSで試作
 さまざまな品物に使われているABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)で試作したものです。羽は樹脂を発泡させたものに変わりました。これでも、まだ水鳥にかないません(図5)。

図5 軸をABSで試作
図5 軸をABSで試作
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