• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOMEものづくりスポーツをテクノロジーする > 「ドン」の時間差による不公平さが問題に

スポーツをテクノロジーする

「ドン」の時間差による不公平さが問題に

“スタート”をテクノロジーする・第3回[連載第23回]

  • 北岡哲⼦=⽇本⽂理⼤学特任教授
  • 2017/03/30 05:00
  • 1/4ページ

 スタートに関して、東京五輪以前と以後で変わった技術がいくつかあると筆者は感じておりますが、出場人数が増えたことによる公平性を保つ工夫はその中でも重要なものと思います。この経緯について、明星大学情報学部教授を2008年まで務められた野﨑忠信氏に取材しました。野﨑氏は1964年東京五輪では、「スターターの神様」佐々木吉蔵氏とともに、出発合図員(現在はスターターと呼びます)補助役員を担当しておられました(図1)。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
図1 1964年東京五輪で役員を務めた野﨑忠信氏と、野﨑氏の入構証

 東京五輪以前は、トラックのレーン数は6レーン、すなわち1レースあたり競技者6人で競っていたそうです。ところが1960年前後には競技者層が厚くなり、出場人数が増加したため、東京五輪からは8レーン、8人でレースを行うことになったのです*1。写真判定によりフィニッシュ時点でのトラブルはほとんどなくなりましたが、スタート時点での問題が生じてしまったのです。

*1 入賞は6位までとされていました、8位までが入賞になったのは1984年ロサンゼルス五輪からです。

おすすめ