みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
月曜日に続き、今回もトヨタ・豊田章男社長スーパーインタビューをお送り致します。(編集部注:本記事は日経ビジネスオンラインから抜粋して再録しているため、時称が合わないことがあります。どうかご了承ください)
前号では編集部の圧力に屈して泣く泣くヨタを削除した訳ですが(書かなかったのではなく、いったん書いたヨタを取り下げたのです)、全国から「ヨタはどうした!」「いつも通りにヨタを飛ばせ!」と叱咤激励を頂戴致しまして、大いに反省している所であります。
ヨタは削除されても長い後書きは残る(しかも他社の技術解説)という不可解な不平等現象まで起きておりまして、こうなりゃ天下の章男社長のインタビューと言えども、ヨタを飛ばさない訳には参りません。
ヨタロスに苦しんだみなさま。大変失礼致しました。今号より通常運転に戻ります。やはり始めにヨタを飛ばさないと、いまひとつ調子が上がりませんからね。
唐突ですが遅めの夏休みでラスベガスに来ています。
カジノにショーにショッピング。最近ではコンベンションの招致にも注力しているラスベガスですが、何をやるにしても大量の電力が必要です。ラスベガスはフーバーダムからの電力で成り立っているのかと思いきや、実は全量の10%しか賄えていないのだそうです。多くは他の州から買電しているんですね。だから電気代がべらぼうに高い。
それじゃあんまりだということで、昨今のラスベガスは太陽光発電へのシフトを大変な勢いで進めています。市当局は来年中に「100%再生可能エネルギーの実現」なんて壮大な計画をブチ上げているそうですが、これは「ムリなんじゃないかなぁ....」の声が多数。太陽光発電事業者から直接購入を目論む(例えばMGMのような)大口顧客と既存の電力会社との対立も解消していないようですし、解決すべき問題は山積みです。
とまれ、こちらではノンビリと気楽に過ごしております。海外の競馬はもとより、野球からサッカーまで何でも賭けの対象にしてしまうバイタリティには感服いたします。
ちなみに私は一切の賭け事をやりませんで、そのポリシーはここラスベガスでも変わりません。カジノの上に宿泊していますが、クォーターのスロットマシンすら一回もやりません。博才が無い事は自分が一番分かっていますので。というか、ギャンブルは自分の人生だけで十分ですホント。
あ、そうそう。前々号のコメント欄で、「『意識高い』人と『意識高い系』の人は別物かと」と解説下さった方。ありがとうございます。「意識高い系」が一般名詞として認識されているとタカを括っていたからこうした齟齬が生まれたのですね。
いちいち説明するのも面倒だしなぁ......と思っていた所です。ご協力感謝いたします。
さてさて、それでは本編へと参りましょう。
トヨタ・豊田章男社長のスーパーインタビュー第二弾です。