みなさまごきげんよう。
 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 本日も明るく楽しくヨタ話から参りましょう。

 またかと言われそうですが、先週末もスキーに行ってきました。今回は港区スキーチーム(MST)のみなさまとご一緒させて頂きました。(編集部注:本記事は日経ビジネスオンラインからの再録のため、掲載時期が異なっております)

世界の皆川賢太郎選手をヘッドコーチに擁するMST。当然用具は皆川選手御用達のATOMICに統一されているのですが、不肖フェルはHEADとの付き合いが長いものですから……。一人だけ異教徒が紛れ込んでいてスミマセン。
世界の皆川賢太郎選手をヘッドコーチに擁するMST。当然用具は皆川選手御用達のATOMICに統一されているのですが、不肖フェルはHEADとの付き合いが長いものですから……。一人だけ異教徒が紛れ込んでいてスミマセン。

 しかしさすがは世界の皆川賢太郎。滑りのキレと安定感が桁違いです。中速域でも同じシュプールをトレースすることが出来ません。何とか頑張って後について滑るだけで、大変な勉強になる。いや、ホントに凄い。オリンピアンの滑りとは、かくも凄まじいものなのかと驚嘆いたしました。

皆川選手以外は、夏と変わらぬメンツで(笑)
皆川選手以外は、夏と変わらぬメンツで(笑)

 夜にたっぷり降って、翌日はスカッと晴れるという絶好のコンディション。

 異教徒フェルはひとりファットスキーで新雪を食いまくりました。圧雪されたバーンをオンザレール感覚のカービングで滑るのも楽しいですが、新雪の浮遊感もまた堪りません。いや、スキーは本当に楽しい!

やはり新雪はファットじゃないとね。浮き上がりもスピードも全然違いますから。
やはり新雪はファットじゃないとね。浮き上がりもスピードも全然違いますから。

 帰りには札幌に一泊してススキノの夜を堪能しました。食事してキレイなおねえさんのいる店に行って、それからまたジンギスカンへ繰り出します。夜中の1時からジンギスカンを一人あたり4人前に大盛りメシを平らげるのですからね。MSTの方々の健啖家ぶりは尋常ではありません。

ジンギスカンの「だるま」午前2時。この皿の数をご覧ください。
ジンギスカンの「だるま」午前2時。この皿の数をご覧ください。
嗚呼しかし。世界の皆川賢太郎選手。スキーは速いがジャンケンは弱い。男気ジャンケンで敗退し、大枚を叩くこととなりました。ゴチになりやした!
嗚呼しかし。世界の皆川賢太郎選手。スキーは速いがジャンケンは弱い。男気ジャンケンで敗退し、大枚を叩くこととなりました。ゴチになりやした!

 先々週に告知したリードエグジビションジャパン主催のオートモーティブワールド講演会。トヨタ86のチーフエンジニア、多田哲哉さんとの対談は大盛況でありました。何と来場者数はハチロクにちなんだ886人!なんか数字が出来過ぎのような気もしますが、単なる偶然だそうです。

ハチロクの講演会に来場者数886人!
ハチロクの講演会に来場者数886人!

 若手エンジニア応援セミナーという割には年齢層が高めでしたが、まあそこはそれ。質疑応答も活発になされ、非常に有意義な会となりました。ご来場頂いたみなさま。お楽しみ頂けましたでしょうか?日経BP柳瀬さんもご来場Thksです。

 そうそう、講師控室で多田さんと話しているときに、とても嬉しいことを伺いました。

「フェルさんが86を取り上げてくれた最初の記事。あれ、以前、トヨタの中で教科書になっていたんですよ。クルマってこうやって作るんだよ、クルマを作るのはこんな思いで、こんな情熱を傾けて作るんだよ、という話が、一番分かり易く伝わるだろうということで。しかもこれ、国内だけじゃなくて、英訳されて海外にまで展開されていました」

 トヨタの教科書に不肖フェルの文章が!ありがたや。

 ですが、「ヨタも載っているんですか?」と聞いてみると、「載ってるわけ無いでしょ!」と。あそこがいちばん大事なんですけどねー(笑)

 講演終了後は握手会&写真撮影会のようになったのですが、最後まで待っていて下さった女性が、三菱自動車の方でした。そして「どんな形でも良いですからウチのクルマを取り上げて下さい!」と。

「え?いま私が書いたら絶対にDisることになりますけど……」
「Disりでも何でも結構です。よろしくおねがいします」
とこんな話をしました。

 名刺交換をしなかったのでお名前は存じませんが、その意気や良し。若い方はこうでなくていけません。ようがす。その話乗りましょう。次の次のクルマは三菱に決まりです。

 ところでいま、三菱に乗るとしたら何が良いのだろう……。やはり燃費偽装発覚の発端となった例の軽自動車ですかね。

 さてさて、それでは本編へとまいりましょう。

 今回お送りするのは、ホンダのコンパクトミニバン、フリードの開発者インタビューです。