みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
本日も明るく楽しくヨタ話から参りましょう。
またかと言われそうですが、先週末もスキーに行ってきました。今回は港区スキーチーム(MST)のみなさまとご一緒させて頂きました。(編集部注:本記事は日経ビジネスオンラインからの再録のため、掲載時期が異なっております)
しかしさすがは世界の皆川賢太郎。滑りのキレと安定感が桁違いです。中速域でも同じシュプールをトレースすることが出来ません。何とか頑張って後について滑るだけで、大変な勉強になる。いや、ホントに凄い。オリンピアンの滑りとは、かくも凄まじいものなのかと驚嘆いたしました。
夜にたっぷり降って、翌日はスカッと晴れるという絶好のコンディション。
異教徒フェルはひとりファットスキーで新雪を食いまくりました。圧雪されたバーンをオンザレール感覚のカービングで滑るのも楽しいですが、新雪の浮遊感もまた堪りません。いや、スキーは本当に楽しい!
帰りには札幌に一泊してススキノの夜を堪能しました。食事してキレイなおねえさんのいる店に行って、それからまたジンギスカンへ繰り出します。夜中の1時からジンギスカンを一人あたり4人前に大盛りメシを平らげるのですからね。MSTの方々の健啖家ぶりは尋常ではありません。
先々週に告知したリードエグジビションジャパン主催のオートモーティブワールド講演会。トヨタ86のチーフエンジニア、多田哲哉さんとの対談は大盛況でありました。何と来場者数はハチロクにちなんだ886人!なんか数字が出来過ぎのような気もしますが、単なる偶然だそうです。
若手エンジニア応援セミナーという割には年齢層が高めでしたが、まあそこはそれ。質疑応答も活発になされ、非常に有意義な会となりました。ご来場頂いたみなさま。お楽しみ頂けましたでしょうか?日経BP柳瀬さんもご来場Thksです。
そうそう、講師控室で多田さんと話しているときに、とても嬉しいことを伺いました。
「フェルさんが86を取り上げてくれた最初の記事。あれ、以前、トヨタの中で教科書になっていたんですよ。クルマってこうやって作るんだよ、クルマを作るのはこんな思いで、こんな情熱を傾けて作るんだよ、という話が、一番分かり易く伝わるだろうということで。しかもこれ、国内だけじゃなくて、英訳されて海外にまで展開されていました」
トヨタの教科書に不肖フェルの文章が!ありがたや。
ですが、「ヨタも載っているんですか?」と聞いてみると、「載ってるわけ無いでしょ!」と。あそこがいちばん大事なんですけどねー(笑)
講演終了後は握手会&写真撮影会のようになったのですが、最後まで待っていて下さった女性が、三菱自動車の方でした。そして「どんな形でも良いですからウチのクルマを取り上げて下さい!」と。
「え?いま私が書いたら絶対にDisることになりますけど……」
「Disりでも何でも結構です。よろしくおねがいします」
とこんな話をしました。
名刺交換をしなかったのでお名前は存じませんが、その意気や良し。若い方はこうでなくていけません。ようがす。その話乗りましょう。次の次のクルマは三菱に決まりです。
ところでいま、三菱に乗るとしたら何が良いのだろう……。やはり燃費偽装発覚の発端となった例の軽自動車ですかね。
さてさて、それでは本編へとまいりましょう。
今回お送りするのは、ホンダのコンパクトミニバン、フリードの開発者インタビューです。