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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える―日経テクノロジーオンライン支店

フェルさんはエンジニアの気持ちを分かってない

日産セレナ【開発者編・その2】

  • フェルディナント・ヤマグチ
  • 2017/04/19 05:00
  • 1/5ページ

 明けましておめでとうございます。

 新年早々お騒がせいたします。フェルディナント・ヤマグチでございます。
 本年もどうぞ当欄をご贔屓いただきますよう、伏してお願い申し上げます。

 めでたいお正月。今年も軽くヨタ話から参りましょう。

 1月18日~20日にかけて東京ビッグサイトで開催される第9回オートモーティブワールド。期間中にたくさんのカンファレンスが開かれるのですが、その内のひとつ、「若手技術者応援セミナー 86/86GRMN 開発秘話 と 若手技術者へのメッセージ」に登壇します。カンファレンスは2部構成になっていて、1部はもちろん86のチーフエンジニア多田哲哉さんの講演で、2部に私がしゃしゃり出て対談形式でお話する、という流れになっております。

 お申込みはこちらから。何と参加費無料!リード エグジビション ジャパン太っ腹でございます!(編集部注:本記事は日経ビジネスオンラインからの再録のため、掲載時期が異なっております。イベントは終了しています)

 昨年フォルクスワーゲングループジャパンの社長を電撃辞任された庄司茂さん。「彼はこれから何をやるのか」。業界でもその去就が注目されておりましたが、何と日産自動車への就職が決まりました。これは会って直接お話を聞かねばなりますまい。

まさかの日産入り。いや本当に驚きました。

 庄司さんから頂いた名刺には、

日本ネットワーク戦略本部
ネットワーク戦略企画部
本部長

と記されている。日産に就職した経緯や今後の展開について、どんな秘話が聞けるのかと楽しみにしていたのですが、「広報を通して頂かないと……」。なんて浮気がバレた芸能人みたいな事を仰います。

 結局、詳細は一切伺うことが出来ませんでした。庄司さんは何を考えているのか、これから何をするのか、みなさんも聞きたいですよね。リクエストが多ければ広報を通して正式にインタビューを申し込んでみましょう(庄司さんの人事異動に関する日産のプレスリリースはこちら)。

 一緒に写真を撮りましょうとお願いすると、「せっかくですからウチのノート e-Powerの前で撮りましょう。ノートは、11月には月間販売台数首位になったクルマです」と、すっかり日産マンになっておられました。今後の展開が楽しみです。

 で、同じ日の夜には日産GT-Rチーフ・プロダクト・スペシャリストの田村宏志さんと広報の方々とご一緒しました。毎年年次改良を施してきたGT-Rも、今年でデビュー10年を迎えます。水野和敏御大が作り上げた基本設計は素晴らしいものですが、さすがに10年も経つと古さが目立ってくるのでは……?という私の質問に対し、「まあ文句は乗ってから言ってよ(笑)」と。

GT-Rの田村“深夜”宏志さん、日本マーケティング本部の森島さん、上村さんと。

 かくして次の次のリポートは、2017年モデルのGT-Rに決まりました。最高出力は実に570馬力(!)。いったいどんなバケモノが飛び出すのか。少々先の話ですが、楽しみにお待ち下さい。

 暮れは極寒の北海道に食い倒れ旅行に行ってきました。朝はゆっくり寝て、昼と夜は寿司やら蕎麦やらジンギスカンやらの名店を片端から食べ歩こうという夢のようなハイカロリー旅行であります。

 札幌は何十年ぶりかという大雪の後で、クルマがアチコチで立ち往生していました。

動けなくなったタクシーが乗客に押してもらう光景も……。

 タクシーの運転手さんによると、「北海道では、一般の人のクルマは大抵ヨンクなんです。でもこっちの法人タクシーは全て二駆。だから雪が積もっちゃうと一般車よりタクシーの方が弱いですね。今はスパイクも使えないし」とのこと。なるほど。

札幌は町中に雪の捨て場所が少ないので道から集められた雪はトラックで遠くまで運ばなければなりません。

 何しろ除雪する端から降り積もっていくのですからキリがありません。年末年始、本州はどこのスキー場も雪不足に泣いていましたが、札幌の人からすると、「分けてあげたいくらいです」と。まさかトラックで運ぶわけにもいかないしねぇ……。

 しかし北海道の人は逞しい。ご覧くださいこの勇姿。凍結した道路を物ともせず、蕎麦をヨッと肩に担いで颯爽と出前に走ります。うーむ。特殊なタイヤでも履いているのでしょうか。歩くだけでも難儀だった我々からすると、まるで何かの選手のように見えました。

雪道を行く出前持ちの兄さん。道産子は逞しい。

 それにしてもまあ朝から晩までよく食べました。今回は北海道通の方にご一緒いただき、お店選びに関して全てをお任せしたのですが、エキスパートの意見は聞くものです。全ての店が完璧でした。

本州では食すことの出来ないネタの数々。これが何の寿司か分かった方は相当な食通です。あたくしゃ寿司で初めて食べました。

 わざわざ北海道まで飛んできた甲斐が有りました。冬の間にもう一度来てみましょう。

 さてさて、それではボチボチ本編へと参りましょう。
 新年第一号は日産セレナの開発者インタビュー続編です。

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