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HOMEものづくり品質の明日 > マツダ、品質改善には「攻め」と「守り」がある

品質の明日

マツダ、品質改善には「攻め」と「守り」がある

マツダ品質本部副本部長の神岡隆氏に聞く(下)

  • 山崎良兵
  • 2016/09/28 00:00
  • 1/5ページ

日本の製造業は品質を重視する経営で高いグローバル競争力を実現してきた。こうした日本の品質関連の取り組みを支援してきたのが「デミング賞」で知られる日本科学技術連盟(以下、日科技連)だ。企業・組織が品質に関する事例発表を行う日科技連主催の「クオリティフォーラム」(2016年11月21、22日)に先立ち、日経テクノロジーオンラインはセッションの登壇者などへのインタビュー記事を連載する。今回は「自動車会社の品質経営(TQM)実践事例から学ぶ」に登壇するマツダ品質本部副本部長兼品質統括推進部長の神岡隆氏のインタビュー(下)をお届けする。(聞き手は山崎良兵)

(前回はこちら

──前回は、マツダの品質を強化する取り組みの中から「品質番付表の導入」と「グローバルでの品質を評価する“物差し”の統一」についてお聞きしました。今回は残りのポイントについてお聞きしたいと思います。

神岡 隆(かみおか たかし)氏
マツダ 品質本部 副本部長兼品質統括推進部長
1982年マツダ入社。2010年品質本部品質保証部部長。2012年品質本部副本部長兼品質技術部部長等を経て、2016年4月から現職。

神岡 3つ目のポイントが品質管理を支えるリーダーの育成です。前回でも述べたように、昔は余裕があったので海外で1人ひとり、人材を育てていました。しかし育成してもしばらくすると辞めてしまうケースが少なくありません。そうなると日本人がまた現地に行って育てていました。

 しかしこのような対処療法では限界があります。そこで2014年からは各地のリーダー候補を日本に集めて一気に教育する方法を導入しました。日本と同じクルマを海外でも同じように生産するなら、人も同じやり方で教育してばらつきをなくす必要があると感じたからです。

 海外で指導力のあるリーダーが育てば、彼らによって現地でもスタッフをしっかり教育できます。すぐに目に見える結果は出ないかもしれませんが、リーダーを愚直に育てていきます。こうすることで海外の生産現場のリーダーのものづくりに対する意識が高まってくることを期待しています。

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