三反田 自分でやらなくても、コラボして、はやっているところに新提案で出していけばいいですよね。

高橋 ええ、我々も、生産を何とかしよう、原料を増やしていこうというところなので、そういう新しいものを企画開発する方に行っちゃうと、それで手が止まっちゃう。だからそういうのが得意な人にお願いしていかないといけないなと感じています。

武谷 ハイビスカスはサプリにはできませんか。

高橋 できます、できます。粉末にした花びらをカプセルにして…。

武谷 ダイエットにいいとか健康にいいとか、そういう売り方ができそうでしょう。

高橋 ただ、それをやるには花びらの原価を下げなきゃいけなくて、生産モデルを確立して産業化しなくちゃいけない。今は我慢のしどころです。

編集T コスト的にいえば、タイ、カンボジア、ミャンマーのような国で栽培した方がいい、というふうにもなりますよね。

高橋 でも、それをやっちゃうと日本のハイビスカスが売れなくなるし、沖縄ではなくなってしまいますよね。やはり県産品、その土地のものを使って外貨を稼ぐ、県外、国外からお金を入れるという発想でいかないと。

 日本は島国のせいか、外貨を稼ぐのが非常に下手じゃないですか。そこを、我々が沖縄という地の利を活かして、先陣を切ってアジアへ出て行くモデルを作りたいんですよ。沖縄にも既に結構有名なブランドはあるんですけど、なかなか外には出て行けていない。そこを何とかしたいという無謀なことに、今我々は挑んでいるんです。