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「新しい命」を育むモバイルヘルス

妊娠・出産を支える米国スタートアップ事例

2017/10/17 10:30
佐竹 晃太 =内科医、キュア・アップ代表取締役

 皆さま、こんにちは。キュア・アップの佐竹晃太です。本連載では、モバイルテクノロジーによる新しい治療アプローチの可能性や先進事例を紹介しています。つい最近、FDAがデジタルソフトウエアの承認の迅速化に動くなど、近年はより活発に実用化が進んできています(関連記事)

 今回は、こうしたテクノロジーを人のライフサイクルの起点である「妊娠・出産」に活用している米国スタートアップの事例を2つ紹介します。

 現代では女性の社会進出が進んでいます。自身のキャリアアップと結婚、子育てや妊娠、出産を両立する中で、不安になることも多くあると思います。妊娠中に気を付けることは?、お腹にいる我が子がどのような状況なのか?、など挙げてみればきりがないですが、インターネットで情報を得ようとしても、膨大な情報量に圧倒されたり、情報の信憑性に疑問を抱いたりする方も多いのではないのでしょうか。働きながら、適切な医学的なサポートを受けるために、新しい解決策が待たれるところです

【Babyscripts社】妊婦の行動をサポート

 スタートアップ企業のBabyscripts社は、2014年に米国ワシントンD.Cで誕生しました。同社は、医師の監修の下、妊娠中の患者にアプリと連動した体重計、血圧測定器「mommy kit」を提供しています。

 妊娠中の患者は自宅で体重や血圧を測定することが可能となり、日常的にアプリを通じて妊娠中の健康を医療従事者と共に共有できるため、客観的なデータに基づいたサポートを医師・看護師から、より正確に・タイムリーに受けることができるようになっています。

「mommy kit」(Babyscripts社のWebサイトより)

 他にも診察の予約確認、次回診察時までに妊娠中の患者がするべきことを抽出し、To-Doリストとしてアプリと連携させています。前回の診察時に伝えたことを行動に移してもらうための工夫もなされているのです。

 現在では、今や人々の生活と切り離せない存在となっているスマートフォン。その利点を生かし、新たな価値を世の中に提示していくことで、妊娠中の患者、そして医療従事者の方々の理解を得ることができるのだとあらためて気付かされる事例です。

日経デジタルヘルス Special

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