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HOME新産業異業種連携とにかくリアルに型破り > 沖縄を拠点に定め、あの電動車両の分析に着手

とにかくリアルに型破り

沖縄を拠点に定め、あの電動車両の分析に着手

どうなった?あのリアル開発プロジェクト●開発No.023「リアル解体ラボ」

  • 中道 理
  • 2018/01/11 05:00
  • 1/4ページ

【開発No.023】「リアル解体ラボ」

 最新の電動車両などを複数の企業で分解・分析するプロジェクト。
国内外を問わず最新の電動機器に興味のある企業が協力して取り組むことで、1社ごとの必要経費を安く抑えるとともに、知恵を集結して個社では実現できない分析を行う。

最新の電動車両を複数の企業で購入して、知恵を出し合い分析する——。このプラットフォーム作りを行うのが「リアル解体ラボ」プロジェクトだ。

 同プロジェクトを立ち上げた背景には、自動車産業を巡る大きな時代の変化がある。技術開発の牽引役が、スマートフォンから自動運転やインターネット接続機能を装備した電動車両に変わろうとしているのである。ドイツVolkswagen社やトヨタ自動車といった自動車メーカーのみならず、米Apple 社や米Alp habet 社(Googleの持ち株会社)といったIT産業の巨人たちも、自動車に触手を伸ばし始めている。電動化、通信・クラウドとの融合により、動力源が内燃機関で、人が運転するものという、およそ100年間続いてきた自動車の〝常識〟が壊れ、新たなクルマのスタイルが生まれようとしているのだ。

 歴史が示すように変革期は企業にとってピンチであると同時に、チャンスでもある。ピンチになるのは、既存のサプライチェーンの中にいる企業。内燃機関向けの部品を作ってきた企業は、電動化が進むと市場を失う。自動運転になれば、ハンドルやインパネが消えるといったこともあり得る。一方で、サプライチェーンの外にいた企業にとっては、新規参入のチャンスだ。樹脂メーカーが鉄鋼メーカーに、家具メーカーが自動車用シートメーカーに取って代われる可能性がある。

 守る側と攻める側。どちらの立場の企業にとっても、この変革の時代をいかに生き抜くかで、今後の命運が大きく変わる。今がその分かれ道であるのは間違いない。

 その次の一手を考えるために必要なのが情報である。これからのクルマの姿をいち早く知り、自社が関われる部分を探す。あるいは、自社の限界を知り、新しい市場に打って出る。こうした分析が必要になる。

 とはいえ、各社が個別に最新のクルマを分析するのは、時間・労力の面からハードルが高い。予算の都合から購入できる車種も制限される。そこで、薄く、広く、企業からお金を集めるとともに、さまざまな得意技を持つ企業に、それぞれの知見を出してもらうことで、深い分析をしていくことを考えたわけだ。

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