コアを8個も搭載するスマホ(スマートフォン)用オクタコアプロセッサーを大々的に喧伝してきた台湾MediaTek社。だが、そこに搭載されるコアは32ビットの「Cortex-A17」や「Cortex-A7」が中心であり、命令セットや汎用レジスターを64ビット化したコアの搭載は、2014年末に出荷が始まったLTE対応チップセット「MT6752V」などからだ。
今回調査する中国Gionee Communication Equipment社のスマホ「Gionee GN9006」は、この「MT6752V」を搭載した1台である。