自動車に新たに搭載される電子部品の数は増え続けている。その1つは、スピードメーターのフル液晶化に代表される、従来から存在していた部品を電子化したものだ。そしてもう1つは、まったく新しい機能を実現するもの。例えば、富士重工業の「アイサイト」に代表される衝突防止装置などである。

 だが、フル液晶のスピードメーターは従来のアナログ式メーターでも十分にその役割を果たせる。しかも取り付け対象の車種は一部の高級車に限定され、オプション価格は数十万円単位にもなる。衝突防止装置も価格は下がってきたとはいえ、すべての自動車で必須になるのはもう少し先だろう。

 そんな中にあって、今回は米Gentex社のルームミラー「Gentex 45ADRCDMHCV」を紹介したい。単なる鏡だったルームミラーを電子化して、リアビューカメラの映像を表示したり、ハイビームを点灯した車が後方から近づくと自動的に防眩装置が働かせてくれるようにしたスグレものだ。

Gentex 45ADRCDMHCVの外観
Gentex 45ADRCDMHCVの外観
Gentex社のWebサイトより引用。左側の3.3型液晶モニターがリアビューカメラの映像を表示する
6方向からの外観
6方向からの外観
[画像のクリックで拡大表示]
裏面に記載された情報
裏面に記載された情報