ウエアラブルとメガネの組み合わせは、これまで必ずしも歓迎されてこなかった。くしゃみをすると飛んでいきそうなゴッツイ外観、近くにいる人たちをレンズ越しに勝手に撮影してしまうカメラのプライバシー問題などがその理由だ。ゲーム機器メーカーなどが「拡張現実(Augmented/Virtual Reality)」を用いた没入型ゲーム用にゴーグルタイプのウエアラブル機器を開発しているが、毎日の生活で使うメガネとウエアラブル機器の融合となると伝統的なメガネメーカーの出番になるようだ。

 今回はJINSブランドで知られる製販一体のメガネメーカー、ジェイアイエヌのメガネ型ウエアラブル製品「JINS MEME(ジンズミーム)」を紹介する。

JINS MEME ESの外観
JINS MEME ESの外観
フレームの端が少々大きいが、片方にバッテリー、もう片方に基板が入る
[画像のクリックで拡大表示]
フレームに記載された情報
フレームに記載された情報
無線を使うため総務省の技術基準適合証明マークが入っている
[画像のクリックで拡大表示]