マツダは新車発売後も、新技術が実用化されると、次の新車を待つことなく商品改良車としてそれを採用し、商品性を高めることを行っている。小型車「デミオ」は、2014年に現行車が発売され、2016年10月に商品改良が行われた。採用された技術は多岐に及ぶが、目玉は、次世代の車両制御技術「G-Vectoring Control(GVC)」と、ハイビーム自動切り替え機構の「アダプティブLED ヘッドライト」、そして、1.5Lディーゼルエンジンに採用した「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」などである。

 試乗をしたのは、ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G1.3」を搭載する「13S Touring Package」と、ディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D1.5」を搭載する「XD Touring」だ。変速機はいずれも手動で、13Sが5速、XDが6速である。

小型2ボックス車らしい、軽快ですがすがしい走りを満喫させたガソリンエンジン搭載のデミオ13S
小型2ボックス車らしい、軽快ですがすがしい走りを満喫させたガソリンエンジン搭載のデミオ13S
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