ホンダの軽ワゴン車「N-BOX」が、全面改良して2世代目となった。2011年に発売した初代の人気が高いせいもあるだろう、一見しても新しさに気づかないほど、先代の印象を継承した外観デザインとなっている。そして、装備や使い勝手なども、初代の良かった点をさらに磨き込んだという作り込みである。

 目新しいのは、助手席スーパースライドで、これは助手席の前後調整を560mmできるようにしている。これによって、例えば子供を後席のチャイルドシートに座らせたあと、運転席へ車内で移動できるなどが可能になる。また後席は、背もたれを前方へ倒すと荷室を広げられるが、その際の床を初代より低くし、自転車を載せやすくしたという。

標準車で最もグレードの高い自然吸気エンジンのG・EX。乗り心地は改善されたが、走行中のふらつきが気になった
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軽乗用車として初めてi-VTEC機構を採用した自然吸気エンジン。最高出力は58PS
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G・EXグレードにのみ設定される助手席スーパースライドシートは、前後に560mm移動させることができる
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G・EXグレードにのみ設定される助手席スーパースライドシートは、前後に560mm移動させることができる
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G・EXグレードにのみ設定される助手席スーパースライドシートは、前後に560mm移動させることができる