スズキの「ソリオ」は、この新型で2代目となる。全面改良により、まったく新しいプラットフォームで造られたが、車体寸法は前型とほぼ同じで、外観のデザインもそれほど大きな変更があるわけではない。一見して、ソリオと分かるデザインだ。

 トピックとしては、マイルドハイブリッド車が誕生し、これが車種構成の中核となる。ほかに、1.2Lエンジン車もあるが、今回は試乗できなかった。マイルド・ハイブリッド・システムは、軽自動車で「S-エネチャージ」と呼ばれる方式と同様であり、ISG(モーター機能付発電機)の出力が高められた以外、搭載されるリチウムイオン電池は同じだ。

 試乗したのは、「HYBRID MZ」という最上級グレードのFF車で、ハイブリッド車同士では車両質量の違いはない。

全高は20mm下げられたが、室内高は従来に比べ15mm増え、室内の居住性を改善している
全高は20mm下げられたが、室内高は従来に比べ15mm増え、室内の居住性を改善している
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