ドイツDaimler社メルセデス・ベンツブランドの「 Eクラス」が、全面改良をした。今回の試乗は、4ドアセダンのみである。「Sクラス」「Cクラス」同様の、ややボディー後端が下がった丸みを帯びたスタイルとなり、全長は長くなったが、全幅は前型に比べ若干狭くなっている。また、車高もわずかに低くなった。
デザインの共通性が進み、一見したところ遠目ではSクラス、Cクラスとの見分けがつきにくい姿となった。このデザインは、Cクラスにはより堂々としたたたずまいとなり、Sクラスはより流麗になり、そうした見栄えが、クラスごとの差を見えにくくしている。全体的にメルセデス・ベンツがよりプラミアム性を高めていると同時に、優雅さや空気抵抗への対応に共通の手法を採り入れはじめたからだろう。
試乗車は、直列4気筒直噴ガソリンターボの「E200アバンギャルドスポーツ」である。新型Eクラスは、全車にレーダーセーフティパッケージが標準装備されている。