BMW社のMINIクロスオーバーについては、5月に一度紹介している(関連記事)。ただし当時は、ディーゼルターボエンジン車のみの試乗であり、今回は、遅れて導入されたプラグインハイブリッド車(PHEV)の試乗である。

PHEV専用の色使いとして、クーパーSのS文字や、充電プラグのデザインがされたバッジに黄色が使われている
PHEV専用の色使いとして、クーパーSのS文字や、充電プラグのデザインがされたバッジに黄色が使われている
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ミニ独特のデザインを踏襲する運転席周り。ほかと違うのは、PHEVは黄の色使いがイグニッションスイッチに採り入れられている
ミニ独特のデザインを踏襲する運転席周り。ほかと違うのは、PHEVは黄の色使いがイグニッションスイッチに採り入れられている
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 PHEVのシステムは、2016年6月に紹介しているBMWの2シリーズ225ex Active Tourerと、 FF用として共通である(関連記事)。

 概要を簡単に振り返ると、FFのエンジン車としての駆動系はそのままに、後輪駆動用としてモーターが加わり、EV走行時には後輪駆動で走る。そして、ハイブリッド走行になると、前輪と後輪で適宜駆動する仕組みだ。

 走行モードは3つあり、モーターだけで走るMAX eDrive、モーターとエンジンを最適に使って走るハイブリッドのAUTO eDrive、そして、バッテリー充電量を維持したり、バッテリーに充電したりするSave Batteryである。