トヨタ自動車「パッソ」とダイハツ工業「ブーン」の新型は、ダイハツが車両を開発し、これをトヨタにOEM(相手先ブランドによる生産)供給している。
新型の特徴は、二つの顔を持ち、新たに加わった「パッソモーダ」や「ブーンシルク」は、上級車種と位置付けられる。
とはいえ動力性能については、いずれの車種も共通のパワートレーンを使っており、1.0Lの直列3気筒自然吸気ガソリンエンジンとCVT(無段変速機)の組み合わせである。エンジンは、2004年の初代から同じ型式ではあるが、今回、デュアルインジェクターの採用や高圧縮比化、EGR(排ガス再循環)の改良などで高効率化されたことにより、低速トルクや燃費が改善され、JC08モードで28.0km/L(2輪駆動車)と軽自動車に近い燃費値を実現している。