今年1月に同時発表された、ドイツBMW社のプラグインハイブリッド車(PHEV)、「330e」と「225xe」にようやく試乗がかなった。BMW社では、先にスポーツカーのプラグインハイブリッド車「i8」を導入し、昨年は、SUV(BMW社ではSAVと位置付ける)の「X5」に「X5 xDrive40e」を投入しており、プラグインハイブリッド攻勢が続く。

 今回は、330eの試乗について触れよう。

 以上のようにプラグインハイブリッド車を次々に導入するBMW社だが、各車、プラグイン・ハイブリッド・システムが異なる。330eは、BMW社が永年こだわってきたFRを主体としたプラグイン・ハイブリッド・システム構成だ。

 2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジンと、8速AT(自動変速機)に組み込まれた最高出力65kW(88PS)のモーターの構成となる。リチウムイオンバッテリーは7.7kWhの容量があり、モーター単独での走行は最長で36.8km(JC08モード)となる。またモーターのみでの最高速は120km/hが可能とされる。

3シリーズの上質さをいっそう高めるプラグインハイブリッドの330e
3シリーズの上質さをいっそう高めるプラグインハイブリッドの330e
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