ハイブリッド車の場合、アブソルートはすべてのグレードで運転支援システムのホンダセンシングを標準装備する。標準車も、EXパッケージとアドバンスドパッケージでは標準装備となり、その他はメーカーオプションで用意されるため、すべてのグレードで搭載可能となっている。
単眼カメラとミリ波レーダーによるシステム構成で、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)と、車線維持システムをこの試乗では試したが、富士重工業のステレオカメラ方式に比べ制御を意識させる作動のはっきりとした支援の仕方をする。長距離移動などの際には大いに運転を助けてくれるはずだ。
ガソリンエンジン車には4WD(4輪駆動車)があるが、オデッセイの場合ハイブリッド車には設定がない。トヨタ自動車の「エスティマ」は、2代目でハイブリッド車を追加したときから後輪をモーターで駆動するE-Fourを準備し、今日に至る。今回、初めてハイブリッド車を用意したオデッセイは、発売当初7割近くがハイブリッド車という売れ行きだそうだ。ハイブリッド車の4WD化を望む消費者も多いのではないだろうか。