Samsungブランドが目立つテレビ売り場
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中国ブランドになったSANYO
中国ブランドになったSANYO
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 最近では日本でもよく報道されているようですが、米国ではサンクスギビングデーの翌日は、ブラックフライデーと呼ばれ、1年中で小売業の売り上げが最も大きな日とされており、この日から本格的なクリスマス商戦が始まります。

 今年は11月27日でした。多くのデパートやディスカウントストアが、この日を目指してセールのキャンペーンを行います。今年の売れ筋エレクトロニクス商品を見るために、私も事前に様子を見に出かけました。

 まずはテレビですが、やはり韓国Samsung Electronics社が圧倒的で、売り場のかなりの部分を占めています。相変わらず、曲面ディスプレイをセールスポイントにしています。ただ、その比率は下がっているようで、LG Electronics社やソニーの製品がいくらか戻ってきています。VIZIO社のような米国ブランドもかなり盛り返しています。どういうわけか、日本ではなくなったはずのSANYOブランド(中国TCL社に売却)の商品が結構目につきます。

 各メーカーは4Kテレビを売り込んでいますが、今回目立つのはむしろ音質です。日本の家庭ではほとんど設置のスペースがありそうもない長尺ワイドレンジスピーカーが付いています。別売りもかなりあるようです。アメリカの消費者は、画質よりも音質にこだわるようになってきているのでしょうか。

今年の売れ筋? ロングワイドレンジスピーカー
今年の売れ筋? ロングワイドレンジスピーカー
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