このところ、日本の大手メーカーの品質保証体制が問題になっています。日産自動車は2017年9月29日、同社と日産車体を合わせた6工場で適切な最終検査を実施していなかったと発表しました(関連記事1、注:その後の調査で5工場と判明)。同社は同年10月2日夕方に記者会見を開き、社長の西川廣人氏が約121万台をリコールする計画であることを明かしました(関連記事2)。
同年10月8日には神戸製鋼所が、同社のアルミ・銅事業部門が検査証明書のデータを書き換え、顧客の求める仕様に“適合していない製品”を、“適合している製品”として出荷していたと発表(関連記事3)。さらに、2017年10月27日にはSUBARU(スバル)が会見を開き、同社製品の完成検査にあたり不適切な運用があったことを認めました(関連記事4)。