日本はもちろん、米国でもほとんど報道されていないのですが、2015年8月28日から31日にかけて米国各地でかなり深刻なネット障害が発生していたようです。
米国のネットワークビジネスでは、Comcast社とVerizon Communications社がしのぎを削っています。両社は顧客の囲い込みを行うために、パッケージサービスを推し進めています。この中には、テレビや電話、携帯電話、インターネット、WiFiなどが含まれます。これらを一括して契約すると、かなり割安になるという仕組みです。
以前、私の自宅では両社と個別に契約していたのですが、ある時両社を比較し、Verizonにまとめることにいたしました。後で分かったことですが、隣人はComcastにまとめていました。
その隣人がある日突然やってきて言うには、Comcastのサービスが全て止まってしまい、難渋しているというのです。ところが、私の家では、テレビも映っているし、ネットへの接続も問題ありません。隣人はかなりパニックになっています。なにしろ、障害の状況を知ろうとしても、通信の手段がありません。
拙宅のテレビでみても、ネット障害のニュースは全くありません。会社に苦情を言おうにも、問い合わせ先がわからない上に手段もありません。そこで、隣人のコンピュータを拙宅のWiFiへの接続を認めて、ネットで調べることを勧めました。結局協力してサーチを行ったのですが、次第に状況が分かってきました。