2月15日から3日間、東京ビッグサイトで、「Convertech JAPAN 2017」などを含めた、「コンバーティングテクノロジー総合展」が開催されました。おそらくこの展示会は、元々エレクトロニクス関連のものではなく、材料の加工技術を主体としたものだったのでしょう。フィルム加工やラミネーションなどの大型装置が、大きな部分を構成しています。しかし、機能材料や先端材料となると、どうしてもエレクトロニクス、それも基礎技術が関わってきます。そのため、展示ブースの過半数は先端エレクトロニクス関連、それも基礎技術が占めていた、といってよいでしょう。規模も次第に大きくなっており、今年は東館の1~6ホールの全てを会場としていました。来場者の数もかなり多いようで、会場全体に人がいるという印象です。

コンバーティングテクノロジー総合展の会場。来場者は技術者が多い
コンバーティングテクノロジー総合展の会場。来場者は技術者が多い
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 本展示会の特徴の一つは基礎技術の紹介が多いことですが、関連して、内外の様々な研究開発機関や大学が独自のブースを持って、最新の開発技術を展示しています。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、最大級の広さのブースを用意して、様々な新規材料技術を展示しています。 AIST(産業技術総合研究所)、JST(科学技術振興機構)、理科学研究所なども、大きなブースを構えています。その他、(私が知らないだけかもしれませんが)名前を聞いたことがないような研究機関やコンソーシアムのブースも並んでいます。

印刷エレクトロニクスによるデバイス形成で存在感を見せた山形大学
印刷エレクトロニクスによるデバイス形成で存在感を見せた山形大学
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