イラスト:ニシハラダイタロウ
イラスト:ニシハラダイタロウ
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 今回のタイトル「3M」は有名な素材メーカーのことではない。ムダ・ムリ・ムラの頭文字の“M”であり、生産工程や作業効率の障害になるセオリー(理論・学説)のことだ。

 そして私は新しい「M」を考えた。そのMの意味は、夢多(ムタ)・夢利(ムリ)・夢楽(ムラク)のMであり、「新3M」と呼んでいただきたいのである。いずれの読み方も少々、いや、多分に乱暴ではあるが、そこは平にご容赦願いたい。

 さて、なぜに私は新3Mを言うのか、その説明が必要だ。

 実は今回、夢のことを書きたいと思ったのは、夢は開発行為そのものではないかと考えたからだ。そして最近、夢を見ることを否定するような人が増えているのではないかと思うようなことがあり、もう一度、夢を見る必要性を再確認したいと思ったのである。

 また、私は過去に、本編で「夢に責任があるか」というタイトルで夢について書いたことがある。夢を語った人に、夢の責任を問うた者がいると聞き、そんな馬鹿なことがあるかとかみ付いたのである。大いに夢を見よう、夢を見る者が開発を成功させると書いたのであるが、そのことを再度申し上げたいのである。