一度失敗したら、それで人生が終わると信じている(ような)人がいるらしい。おっとどっこい、そんなことがあってたまるか。神様がちゃんとほとぼりを冷ましてくれるのだ。
最近、メンタルで悩み苦しんでいる人が多くなった。私の身近にも、そのような人をお見掛けするようになったが、お気の毒と言うだけで済む話ではない。済まないどころか、何かしてあげたいのに、何もできない自分が情けないと思うくらいである。
しかし、確かに私は何もできないのだが、何か、ほんの少しでもお役に立てればと考え、今回の言えない大事を書くのである。
私の知る限り(私の周りで)、そのような人はとにかく律儀だ。本当に真面目で一生懸命な人たちなのである。
もちろん、出来が悪くてパッパラパーな私が、悩み苦しんでいる人に律儀と言うのは、大変に失礼なことであるのは承知している。
だから、誤解を恐れずに申し上げるのだが、そのような人達は、失敗すると、その償いや穴埋めをどうするか、どうやって挽回するのかと、律儀に考えてしまうのではないか。
そして、それができないとすると、全てが終わると思っているようだ。
しかし、おっとどっこい、一度や二度の、いや、何百回失敗しても人生は終わらないし、償わなくても挽回しなくてもへっちゃらで、まして、人生が終わることなど絶対に無いと言いたいのである。