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「歩数」から「歩き方」の時代へ

“肩こりのない”謎に迫る「歩行ケア」

2017/06/22 08:30
久保田 博南=ケイ・アンド・ケイジャパン 代表取締役社長(医工連携推進機構 理事)

 高齢化社会の到来とともに、歩行への関心はさらに高まりを見せている。その中心的な指標は、例えば、1日8000歩というような「歩数」だった。ところが最近では、それだけでないパラメータとして、「歩き方」に焦点を当てた機器が登場してきている。

歩行も「量」から「質」へ

 健康機器といって何を思い浮かべるかと聞けば、まずは「万歩計」と答える人が多いだろう。「万歩計」は山佐時計計器の登録商標なので、一般的な名称は「歩数計」となる。同社がその1号機を出したのが1965年なので、その歴史は半世紀以上にも及ぶロングセラーとなっている。

 この命名を見ても、その意図する概念が「1日1万歩」であることは明らかだ。元来、歩数計の目的は「歩数」、つまりは「エネルギーの消費量」にターゲットがあることも明白で、これは現在においても普遍の事実として受け止められている。

 だが、歩数計の歴史を見ると、その発明当時から「同じ歩くならジョウズに歩け」というような雑誌記事も散見され、歩数だけに頼ってはいけないという考え方も存在していた。ここにきて、その発明当時からの“警鐘”に応えるかのような製品が登場し、注目されはじめた。

図1 「体幹2点歩行動揺計 THE WALKING」のセンサー部と装着部位(図:マイクロストーン)
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 図1は、マイクロストーンが販売している「体幹2点歩行動揺計 THE WALKING」。歩行解析に特化した簡易計測機器である。3軸加速度センサーに加え3軸ジャイロも組み込まれており、単なる加速度だけでなく角加速度も捉えられるのが特徴。小型無線センサーを2つ使い、一つを胸椎付近(上半身測定用)に、もう一つを仙骨付近(下半身測定用)に装着する。これを使った歩行チェックは簡単で、10mほど歩いてもらうだけで完了する。

 この装置のベースには、「ウォーキングの神髄は、歩数だけに頼らず歩き方が大切」という概念がある。いわば、「歩数やエネルギー(量)」から「歩き方や効率(質)」への転換が叫ばれ出したということだろう。

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