6つのステップで雇用と経済成長の維持を提言

 SEIAが大統領に提出した計画は、新規雇用、イノベーションと経済成長を創出するため、6つのステップから構成されている。

<ステップ1>
関税に対して「ノー」:関税は電気料金を上昇させ、雇用を奪い、米国の経済成長に終止符を打つ。

<ステップ2>
米軍と安全保障を支援しよう:太陽光発電のコストを低下させることで、米軍の活動を強化できる。戦地では太陽光発電が必要であり、国内の基地でも太陽光発電が使われている。米軍にとって、太陽光発電は任務を遂行するうえで不可欠である。

<ステップ3>
米国のエネルギー優位性を保証しよう:米国は太陽光関連製造において世界におけるリーダーシップを維持し続けなければならない。太陽光発電への投資は、大企業から中小企業まで、米国における多様な産業に優位性を与える。

<ステップ4>
米労働者のために闘おう:太陽光発電は米国経済を加速させる力を持っている。太陽光発電市場のさらなる発展と高い賃金を保証する雇用を維持しよう。

<ステップ5>
経営破綻した外資系企業を財政援助しない:外資系企業2社に対して財政援助を与えることは、中国、ドイツ、カタールの裕福な投資者の利益を守るだけだ。決して太陽光発電産業を築き上げた米国の労働者を助けることにはならない。

<ステップ6>
太陽光発電のための「アメリカ・ファースト」:これらの外資系企業を保護する必要があると信じるなら、財政援助を与えるのではなく、米国の製造業を強化する投資計画を立てるべきだ(図2)。

図2●関税を阻止し、太陽光発電の労働者を守ることをうたったイメージ
図2●関税を阻止し、太陽光発電の労働者を守ることをうたったイメージ
(出所:SEIA)
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