11月20日、カリフォルニア大学デイビス校(University of California, Davis)は連系出力16.3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の竣工式を開催した(図1)。このメガソーラーは、同大学の電力需要の14%を満たすことができ、カリフォルニア大学の中で一番大きな太陽光発電システムである。さらに、電力会社に売電するのではなく、自家消費用に開発されたという点では、米国の大学の中で最大規模になる。

図1●カリフォルニア大学デイビス校に設置された自家消費用のメガソーラー
図1●カリフォルニア大学デイビス校に設置された自家消費用のメガソーラー
(出所:Regents of the University of California, Davis campus)
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 デイビス校は、米国で最大規模の州立大学群であるカリフォルニア大学(University of California) システムに属する10校のうちの1つである。同校はカリフォルニア州の州都サクラメント市の約25km西部に位置する。総学生数3万4000人以上をかかえ、特に農学で有名である。

 このメガソーラーは米サンパワー(SunPower)社によって開発され、同校キャンパスの南側に広がる62エーカーの刈り取りが終わった畑に設置された。同社は、高変換効率の太陽光パネルの製造・供給で知られる世界的メーカーだが、太陽光発電所の設計・調達・建設(EPC)サービスも手掛けている。