「マリア」直撃で米史上最大の停電
カテゴリー5の大型ハリケーン「マリア」が9月20日、米自治領プエルトリコを直撃し、大規模な被害が発生した。被害から1カ月以上が経ったが、いまだに需要家の約8割が停電したままだ。そのうち、11月15日までには50%、12月15日までには95%の電力供給を復旧させる、とプエルトリコ知事のリカルド・ロッセロ氏は発表した。
今回のプエルトリコの停電は、米国の歴史において最も大規模だとみられる。
そんななか、風速180m/h(mile/hour:約80メートル/秒)の強風でビクともしなかった「バラスト式ハイブリッド架台」を使用した645kWの太陽光発電システムに注目が集まっている。同システムは9階建ての建物の屋根に設置されたものだが、まったく損害もなく100%の発電を持続しているという(図1)。