「ソフト」コストの比率が下がる

 太陽光発電の設置コストには、太陽光パネル、パワーコンディショナー(PCS)、架台、接続箱ケーブルなどを含む他の電気部品、設置工事費、EPC間接費、消費税、土地購入(貸借費)、建設許可費、系統連系費用、送電線費用、デベロッパー間接費、そしてEPC・デベロッパーの純利益が含まれている。

 米国では、太陽光発電システムの設置コストから、PCS、架台・電気部品などの「ハード」面を差し引いた部分を「ソフト」と呼び、ソフトコストの削減は今後の太陽光発電産業のさらなる拡大のカギを握ると考えられている。

 レポートによると、全体に占めるソフトの比率は、2012年第4四半期には41%だったが、2016年第1四半期には34%に下がっている(図2)。

図2●ソフトコストの削減が課題に(出所:NREL)
図2●ソフトコストの削減が課題に(出所:NREL)
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