米国では州政府、または地方自治体レベルで「再生可能エネルギー100%」の目標を掲げることが年々増加している。ここにきて、企業レベルにもこのトレンドが飛躍的に広がっている。

米国のトップ企業の多くが「再エネ100%」を掲げる

 Google、Microsoft、HP、AdobeなどのIT関連企業、一般消費財メーカーのP&GとJohnson & Johnson、米国最大のディスカウントストアーのWal-Mart Stores、スポーツブランドのNike、コーヒーチェーン店のStarbucksなど、業界を超えた米国のリーディングカンパニーが、全ての使用電力を再生可能エネルギー100%で賄う「RE100%」を公約している。

 「100%」という目標でなくても、フォーチュン100(米国フォーチュン誌が年1回編集・発行する、総収入に基づいた全米上位100社のランキング)のなんと約3分の2、そしてフォーチュン500(全米上位500社)のおよそ50%が、再エネ購入を積極的に含む「サステイナビリティ目標」を掲げている。