連邦政府「オーケー」、地方自治体「ノー」

 連邦政府の公用地に計画されているこのメガソーラーは、最初は2557エーカーで357MWの規模が予定されていた。しかし、オオツノヒツジを含めた環境保護、そして国立公園の景観保全のため、昨年6月に、287MWに規模を縮小され、その後BLMから連邦政府用環境影響評価の認定を受け、建設にも「GO」サインが出された。

 このメガソーラーのプロジェクトディベロッパーは、カリフォルニア州メンロー・パークに拠点を持つRegenerate Power社である。

 地方自治体レベルで認定が取れなかったが、「我々はこのプロジェクトを完成させる。これはとても良いプロジェクトであり、良いプロジェクトは建設される」と、同社のCEO(最高経営責任者)を務めるReyad Fezzani氏は、議会可決後の記者会見で語った。

 2012年にオバマ政権は地球温暖化対策に1つとして、米南西部に位置する6つの州(アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、ネバダ、ニューメキシコ、そしてユタ州)にある公有地にメガソーラーなどを開発可能にするための分析・評価を始めた。