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現地レポート アメリカ太陽光発電の最前線

連邦政府お墨付き287MWのメガソーラー計画を自治体が否認

オオツノヒツジを守るため、建設は暗礁に?

  • Junko Movellan=ジャーナリスト
  • 2016/09/09 02:32
  • 1/4ページ

 米国カリフォルニア州サン・バーナディノ郡政執行官議会は、出力287MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を反対多数で否決した。

オオツノヒツジを移動を妨げる?

 このメガソーラーは「ソダ・マウンテン」プロジェクトと呼ばれ、カリフォルニア州南東部に位置するジョシュア・ツリー国立公園とデスバレー国立公園の入り口付近で、米国内務省土地管理局(Bureau of Land Management:BLM)が所有・管理する約2000エーカーに及ぶ土地に計画されている。

 今回のサン・バーナディノ郡政執行官議会では、(1)カリフォルニア州政府用の環境影響評価への認定、(2)工事中に出る砂埃を抑えるためにまく水(井戸水)へのアクセスの承認を可決するものであった。同議会は、「昔のまま変わらない砂漠地帯を劣格化させるだけでなく、地元の住民には全く利点がない」と、「ソダ・マウンテン」プロジェクト用の2つの認定を拒否した。

 否認の理由には、ビッグホーンと呼ばれるオオツノヒツジ(大角羊)の保護が含まれる。国立公園内と付近には過酷な砂漠環境に適応したオオツノヒツジを含む多くの動植物が生息している(図1)。

図1●メガソーラー計画地に生息するオオツノヒツジ(出所:California Department of Fish and Wildlife)
[画像のクリックで拡大表示]

 「ソダ・マウンテン」設置サイトは、オオツノヒツジが夏から冬にかけて移動するデスバレーとナバホ砂漠の間にあり、移動の小道をふさぐことは、オオツノヒツジの生息を脅かすとの指摘もある。住民の一部、環境保護団体、国立公園愛好家、生物学者、さらに付近にある商工会などから大きな反対を受けた。

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