具体的な補助金の計算例

 ここで、定格出力280W-ACの住宅用蓄電池のステップ1のおける補助金額を見てみよう(表5)。

表5●試算例に使った蓄電池の仕様
表5●試算例に使った蓄電池の仕様
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 放電時間が2時間以上の場合、補助金の計算法は、蓄電池容量に補助単価を乗じただけではなく(1204 Wh X0.5ドル/Wh)、放電時間別の補助金の掛け合わせ率を使用する。この場合、 放電時間が4.3時間であることから、最初の2時間の補助金率は100%だが、次の2時間の補助金率は半分になり、さらに4時間を超える0.3時間は4分の1になる。したがって、この蓄電池容量1204 Wh(1.2 kWh)の住宅用蓄電池の補助金額は合計で430.5ドルになる(表6)。

表6●試算例での補助金額の算出手順
表6●試算例での補助金額の算出手順
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 ちなみに蓄電池のステップ1 補助金予算は数日で予算額以上の申請があったので、ステップ1への公募はすでに終わっている。