大規模な施工事業者が増加

 施工業において主に従業員が10人以下と小規模の会社が全体の半分を占めるが、 従業員100人を抱える大規模施工業者が過去6年で、2倍以上に増え、現在では全体の10%を占めるまでになった。

 長期的に見ると、施工業と販売・流通業が最も拡大しており、2010年から2016年の間に同業種の雇用者数は約3倍にもなっている。施工業の2016年における総雇用者数は13万7133人で、2017年には新たに約1万7000人の雇用を生み出すと予測されている。

 市場セグメント別に見ると、主に住宅用に従事する雇用が41%、非住宅用(商業用)が28%、そして残りの31%が電力発電事業用になる。電力発電事業用については、設置容量の規模は大きいが、住宅用ほど労働集約的ではないので、規模の割に雇用者数は小さい(図3)。

図3●米国・太陽光発電産業における職別雇用者数の推移
図3●米国・太陽光発電産業における職別雇用者数の推移
(出所:The Solar Foundation)
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