今回、第1位を飾ったのがノキアネットワークスの5G事業開発部が執筆したコラム「絵で見て理解『5G』」の最終回「電池1個で10年持ち、コストは5分の1に」でした。モバイルの祭典「Mobile World Congress 2015」で初披露した同社の動画デモを、スクリーンショットと文字で解説したものです。これほどアクセスを集めたのは、その名の通り、とてもビジュアルで理解しやすかったからではないかと思っております。その証拠に、この連載の第1回「5G、ミリ波活用で10Gビット/秒超を実現」は2カ月前の記事にも関わらず13位に登場しています。ちなみに5Gについては、エディターズノート「5G?、関係ないよ」って思っていませんか」も7位にランクインしました。実用化はまだ先ですが、新技術への関心の高さがうかがえます。

 この5Gと並んで注目を集めたのが、「不倫サイトの技術力」についての記事です。「アシュレイ・マディソン」では、不足がちな女性会員を補うために、「自動生成」された女性の写真とプロフィールが作られ、リアルタイムでチャットをやり取りする会話ロボットを利用していたといいます。会話ロボットが女性になりすましていた数は約7万人分と推定されているそうです。男性会員が残っていたということは、相手がコンピューターであることに気付かなかったのでしょう。筆者の瀧口さんが本文中に書いているように、「なんともすごい時代になってきた」ものです。