クルマサイトの月間ランキング(3月7日~4月7日)は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)に注目が集まった。米Tesla Motors社が新型EVセダン「Model 3」、トヨタ自動車は「プリウスPHV」を披露した。先進国を中心に環境規制が強化される中、自動車メーカーは環境対応車の投入に力を入れている。

 ランキング1位は「テスラの技術トップに聞いた、次期EV“Model 3”とその先の未来」。Tesla社は2017年に発売するModel 3で、電池の量産規模を高めることで、従来の「Model S」に比べて、価格を約半分に抑える。同社は2020年までに年間50万台のEVを生産する計画だ。

 10位には「トヨタが新型“プリウスPHV”を披露、EV走行距離は60km以上に」がランクインした。日本では2016年秋に発売する計画だ。欧州の燃費規制(CO2排出量)は2021年に95g/kmを求めており、同時に欧州では燃費規制の達成手段としてPHEVを優遇している。ドイツBMW社やAudi社などが既にPHEVを投入しており、トヨタは欧州勢と対抗するPHEVを投入したことになる。