驚くような大きな変化を起こす「きっかけ」や「予兆」をいかにして発見するのか──。2016年2月29日から3月31日までに、日経テクノロジーオンラインのテーマサイト「技術経営」で読まれた記事のランキングの上位には、「未来予測」に関連する記事が目立ちました。

 まず1位が「同窓会で腰を抜かして考える、不連続な変化の力」で、執筆者は米Strategic Business Insights社 Vice President/Intelligence Evangelistの高内章氏です。

 「モテ期絶頂でハツラツとしていたあいつが、眉間に皺をためて暗い目の男になっていたり、ゼミでは端っこで小さくなっていた劣等生が大学教授になって威厳のあるオーラを発していたり。ちょっとしたキッカケで人は大きく成長し、ふとした出会いがその人の生き方を大きく変える」。

 高内氏は記事中で、同窓会でかつての同級生たちに再会すると、こんな風に驚くことがしばしばあると指摘します。このような不連続に思える変化が起きたのは、何がしかのきっかけがあるはずです。同様の変化は、人間に限らず、さまざまなモノやコトにも起こりえます。