「電子機器」サイトでこの1カ月間によく読まれた記事を拾っていくと、スマートフォンやタブレット端末、アクションカメラなどのITガジェットの開発・製造を台湾が支えていることが、あらためて分かる。ランキングで2位の記事は、米Apple社がディスプレーに関する研究開発センターを台湾に設立していたというニュースから始まる。
記事によると、台湾の研究開発センターの存在は、2018年版「iPhone」に搭載するかもしれない有機ELディスプレーと関係しているという。記事が引用した台湾メディアの報道からは、Apple社が研究開発センターを設立した狙いが、台湾メーカーの技術者を使って有機ELディスプレーを独自に開発することのようにみえる。
日本における多くの報道では、有機ELディスプレーを供給する可能性があるのは、韓国企業としている。なお今回の記事は、iPhoneが有機ELを採用することは考えにくいという別の台湾メディアの報道も紹介し、この記事でも2018年版iPhone向け液晶ディスプレーを供給するのは台湾メーカーとの見方を示す。
4位の記事は、日本人企業家が開発したアクションカメラに台湾で急成長中の半導体メーカーNovatek社の画像処理ICを採用していることを、製品の分解から明らかにしている。同社は、台湾Mediatek社と並び注目を浴びる台湾で急成長中のファブレス企業という。