写真●三菱自動車のアウトランダーPHEV
写真●三菱自動車のアウトランダーPHEV

 三菱自動車のスポーツユーティリティービークル(SUV)「アウトランダー」。これにはエンジン車とプラグインハイブリッド車(PHEV)「アウトランダーPHEV」の両方がありますが、「PHEVの方が売れています」と三菱自動車工業 開発本部 設計マスター(EVコンポ担当)吉田 裕明さんは話します。トランスミッションと組み合わせて変速して走るガソリンエンジン車とは異なり、運転すると「ダイレクトな加速感」が得られ、「その評判がいい」のだそうです。

1位電動車両は売れるのか---アウトランダーPHEVが人気の理由

 これまで次世代のエコカーとして燃料電池車(FCV)を押し出してきたトヨタ自動車も、電気自動車(EV)の開発や戦略を担当する「EV事業企画室」を立ち上げるほど、EVやそれに近い存在のPHEVに追い風が来ています。その背景を解説したこの記事が、スキルアップの1位になりました。

 2位と3位も電子化された自動車に関する話題でした。クルマも電子化が進むと、他のIT機器と同様な「ハッキング対策」が必要になってきます。2位となった記事ではなぜそれが必要か、日本企業がどれほど遅れているかなどについて、ヴィッツ 組込セキュリティPF開発部の杉山 歩さんに聞きました。

2位ハッカーが日本車の脆弱性を突いてくる

 3位の記事では自動運転技術の先端を走る米Googleが16年12月に立ち上げた自動運転技術の事業会社米Waymoの話題です。インテル 事業企画・政策推進ダイレクター 兼 名古屋大学 客員准教授の野辺継男氏がその意味について解説します。

3位Google社の「Waymo」が自動運転開発に与えるインパクト

 4位と5位は自動車以外の話題になりました。4位はIoT(Internet of Things、もののインターネット)化に伴う技術的な落とし穴について、コンサランスの高安篤史代表に聞いています。

4位IoT化の「落とし穴」とは何か?

 5位は2016年3月に実施された日本工業規格(JIS)の改正の意味と、同改訂で図面に必須になった幾何公差について、プラーナーの木下 悟志シニアコンサルタントに話を聞いています。

5位JISが警鐘を鳴らす「図面鎖国」の危機