「Honda Riding Assist」
「Honda Riding Assist」
[画像のクリックで拡大表示]

 「日経ものづくり」2017年3月号の「ものづくりQuiz」では、ホンダが開発したバイク「Honda Riding Assist」を掲載しました(関連記事:ホンダの自立バイク、応用した技術はどれ?)。バイクの車体が、停止時や低速時であってもふらつくことなく、自立した状態を維持できるという技術です。2足歩行ロボット「ASIMO」などで培った技術を応用しており、「バイクとロボティクス技術を合わせて何かできないか」という思いから開発が始まったようです。

 ホンダは数多くの最先端技術が発表される「CES2017」(米国ラスベガス、一般公開日:2017年1月5~8日)で同車を展示(関連記事:徹底解説CES 2017)。自立するバイクは、世界中から注目を浴びました。日経ものづくりでは同技術について解説した動画を作成しましたので、ご興味がある方はぜひご覧ください(約3分)。

動画で解説「Honda Riding Assist」

 現時点でHonda Riding Assistの具体的な製品化計画はありません。CES2017での技術公開は、同社がオープンイノベーションを進める機会として利用したといいます。ただホンダでは、低速走行になる信号待ちや渋滞時などでも、快適な運転ができるバイクを目指していて、同技術などを中心に車体の開発を進めていくそうです。映像のバイクを見ていると、4輪車の自動運転だけではなく、2輪車の自動運転も開発が進んでいくのではないかと期待してしまいます。