「日経ものづくり」が2016年2月に実施したアンケート調査「新規事業開発の方向」では、新規事業開発の成否を左右する要因の一端が明らかになりました。基本的な調査結果は「日経ものづくり」2016年3月号「数字で見る現場」に掲載しました。新規事業開発のアイデアは顧客から得て、その要望からのかい離が少ないほど成功する傾向があること、組織的な取り組みが不足していると失敗しがちであること、などが分かりました。ここでは、日経ものづくり2016年3月号に掲載し切れなかった結果を紹介します。新規事業開発の組織的な取り組みの在り方は、担当者の育成や人・もの・金を十分に投入する一方で、発案者や希望者の裁量に任せるという、支援強化と権限移譲の微妙なバランスが通常業務以上に要求されるようです。
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