数カ月前になるが、新車を購入した。私にとって4代目の愛車となる。初代から3代目までは約10年間隔で乗り換えてきて、3代目に替えたのは5年ほど前のこと。このため、次に買い換えるのはまだまだ先と考えていたのだが、顔なじみの営業担当者の粘り強い交渉に根負けし、3代目と同じディーラーから購入するに至った。

 カーエレクトロニクスの進化および普及は目覚ましい。10年ほど乗って総走行距離が10万km近かった2代目から、最新のカーエレトロニクス技術が搭載された3代目に乗り換えた時は、標準搭載がもはや当たり前となったカーナビや、後方支援カメラなどに感動したものだった。加えて、燃費も向上していた。

 そして、今回の4代目。さらに多くのカーエレ装備が搭載されている。新車購入から数カ月が経ち、総走行距離が数千kmになった今、いくつかのカーエレ装備の中で「これはいい!」と感じ、ちょくちょく使っているのがアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC、定速走行・車間距離制御システム)だ。高速道路はもちろん、一般道でもたまに使う。ACCを作動させれば、あらかじめ設定しておいた速度で前車を追従しながら走行する。前車が停止すれば自車も自動的に止まるので、渋滞する高速道路などでは重宝している。
 
 だが1つだけ、どうするのがベストなのか、試行錯誤していることがある。ACC作動時に右足をどこに置いておくべきか、という問題だ。いざというときにはブレーキを踏むこともあるだろうから、それに備えて右足をブレーキペダルの上に置いてみた。だが、やってみると、かなり疲れる。ブレーキペダルはアクセルペダルよりも前に出ている(ドライバー側に近い)ため、右足首に力を入れて甲側に曲げた状態を保持しておかねばならず、30秒もやっていられない。