高速道路を自動運転可能な実験車両に乗ってきました。と、言いたいところですが、同乗の人数制限の関係で後ろから見守ってきました。

 その実験車両とは、トヨタ自動車が研究開発中のものです。2015年11月上旬に同社は報道陣向けに同実験車両の試乗会のようなものを実施したのですが、そのときに同実験車両を見守る機会を得ました。もう少し正確に言うと、同実験車両を後ろから追いかける後続車に同乗する機会を得たのです。後続車には、同実験車両の開発グループの技術者や他の報道陣が同乗しており、その技術者の方にお話を聞きながら、実験車両の自動運転の様子をじっくりと見させていただきました。

 実験車両は、実は後続車から自動運転中かどうかが分かる仕組みになっています。リアウインドーの上部左右辺りに白色LEDが配してあり、自動運転に切り替えると、それらのLEDが点灯するのです。今回の試乗会では、高速道路のETC(電子料金収受システム)ゲートからETCゲートまでを自動運転するという計画になっており、実際に私が見守っていた実験車両もETCゲートを通過してすぐに自動運転に切り替えられました。