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エディターズ・ノート

ドイツの学会の意外なおもてなし

  • 富岡 恒憲
  • 2016/10/14 00:00
  • 1/2ページ

 2016年9月中旬、自動車の車体関連の学会「Aachen Body Engineering Days 2016」の取材のためにドイツに出張してきました。飛行機でデュッセルドルフ空港に夜中に到着、ドイツの都市近郊列車(Sバーン)でデュッセルドルフの中心地に入り、翌日、ドイツの国鉄(DB)の快速列車(RE)で学会の開催地であるアーヘンへと移動しました。

自動車車体関連の学会「Aachen Body Engineering Days 2016」の会場となったアーヘン工科大学自動車技術研究所(IKA)
自動車車体関連の学会「Aachen Body Engineering Days 2016」の会場となったアーヘン工科大学自動車技術研究所(IKA)
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 その際に困ったのが、公共交通機関の利用方法が日本とは結構違っていたことです。まず、ドイツの駅には改札口がありません。切符は、有人の窓口か自動販売機(券売機)で購入する仕組みになっています。しかも、券売機の横には日付を印字する機械が置かれていて、ここでスタンプを押してから電車に乗る仕組みです。恐らく利用者の良心を信用して作られたシステムでしょうが、日本の鉄道システムが当たり前となっている筆者には、目からうろこの仕組みでした。

 特に日本人にとって陥りやすいのが、スタンプの押し忘れです。日本では切符を買ったら、改札機に切符を通してホームへと向かいます。そのとき、無意識に切符に情報を記録しているのでしょうが、一般ユーザーはそんなことは意識していないのが普通でしょう。ですから、改札機がなくなったら、おそらく多くのユーザーは買った切符を手に持ったままホームに向かうはず。ただ、ドイツではスタンプを押していない切符での乗車は、無賃乗車となります。検札で見つかると罰金を支払わなければならないそうです。

 もう一つ、ドイツの鉄道で困るのが、ホームや券売機のそばにめったに駅員がいないことです。例えば、デュッセルドルフの都市近郊列車は、ゾーンによって2種類の切符があるのですが、どちらを購入すべきか分からなかった筆者は、結局は高い方の切符を買わざるを得ませんでした。近くにいたドイツの方にうかがったのですが、その方も筆者がこれから向かおうとしている駅のことを知らなかったため、どのゾーンに入るのか分からず、とりあえず高い方の切符を買っておいた方がいいと勧めてくれたのでした。また、日本の切符売り場のように、運賃が明記された路線図のようなものも、券売機のそばにはありませんでした。

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