星座占いや血液型占いなどには興味がない私だが、先日、気になるニュースがあった。「倒産した企業の社長で最も多い星座は『みずがめ座』」というもの。社長業からは遠い存在の私ではあるが、2月生まれのみずがめ座なのだ。だから他人事とはいえ、ちょっと悔しい。
 
 倒産時の企業の社長について星座別にまとめたのは東京商工リサーチ。同社は「5日」「水曜日」「仏滅」に倒産が多い「アンラッキーデー」の調査に続き、今回、倒産した企業の社長の誕生日から星座を割り出し、人数や件数などを調べた。同社が保有する企業データベースから、2000年1月1日~2016年5月20日に倒産(負債額1000万円以上)した企業で、社長の生年月日が判明した11万6505件を分析したという。

 それによると、倒産した企業の社長の星座で最も多かったのは「みずがめ座」で、1万1220人(構成比9.6%)だった。続いて「うお座」の1万1039人(同9.4%)、「やぎ座」の1万868人(同9.3%)という。みずがめ座、うお座、やぎ座はそれぞれ1万人を超え、12星座の約3割(同28.4%)を占めた。一方、最少は「ふたご座」の8576人(同7.3%)、次いで「おうし座」の8900人(同7.6%)だった。

 同社はこの結果について、厚生労働省がまとめた「出生に関する統計」の月別統計と比較している。出生率の動向は戦後から1964年までは戦前と同様に1~3月が高く、6月が低い。今回の調査では1~3月生まれのみずがめ座、うお座、やぎ座、おひつじ座の比率が高く、厚労省がまとめた1964年までの出生率の動向とほぼ同じ結果だったとする。ただし、1970年以降は出生月による出生率の差はほとんどない状態となるため、もし今後同様の調査を行えば、みずがめ座がトップでなくなる可能性も出てくるだろう。