2016年は「VR元年」とされ、多くのVR用ヘッドマウントディスプレー(HMD)やVR用ゲームが発売されています。そんな折、2016年7月にリリースされたスマートフォン用ゲーム「Pokémon GO(以下、 ポケモンGO)」の大ヒットにより、「Augmented Reality(AR)」も再び注目を集めています。そこで、2016年9月15日から開催される「東京ゲームショウ(TGS) 2016」(主催:CESA、共催:日経BP社)では、併設セミナー「TGS フォーラム 2016」内の「テクノロジーセッション」でVRとARに焦点を当て、3社にご登壇いただきます。なぜ、いきなり東京ゲームショウのセミナーの話題なのか。それは筆者がモデレーターを務めるからです(笑)。

 このセミナーにコンテンツ制作者の立場で登壇するのは、VRコンテンツを体験できる期間限定の施設「VR ZONE Project i Can」を手掛けるバンダイナムコエンターテインメントです(関連記事1関連記事2関連記事3)。同施設の開発担当者である小山順一朗氏と田宮幸春氏に登壇していただき、VR ZONE運営で得られたVR関連の知見をお話いただく予定です。

 この施設ではさまざまなVRコンテンツをプレーできます。最新のものでは、2016年8月26日から運営が始まった「ガンダムVR」があります。これは、機動戦士ガンダムに登場する「モビルスーツ(MS)」の戦いを体験できるものです。こうしたVRコンテンツに投入したノウハウなどをお話いただく予定です。なお、小山氏は業務用体感ゲーム機「機動戦士ガンダム 戦場の絆」の開発を主導した人物でもあります(関連連載)。

 VRコンテンツを体験するのに不可欠なヘッドマウントディスプレーを手掛ける企業として招いたのはFOVEです。そう、日経テクノロジーオンラインで絶賛連載中の「起業実況漫画」の作者、小島由香氏が代表取締役社長を務めている新興企業です(連載はこちら)。同社は、視線追跡機能を持つVR用ヘッドマウントディスプレー(HMD)「FOVE」を2016年秋に発売する予定です。約1100万米ドルの資金を調達するなど、勢いがあるHMDメーカーといえます。セミナーでは小島氏に登壇していただき、発売が近い製品版のHMDや、VR時代の「ストーリーテリング」などについて講演いただきます。

 そして、ARに関しては、ARグラス「Mirama One」を開発中のブリリアントサービスの創業者で代表取締役の杉本礼彦氏にご登壇いただきます。仕事柄、ポケモン GOを熱心にプレーされており、ポケモン GOを含めた最近のAR業界の動向などをお話いただく予定です。

 ぜひみなさま、奮ってご参加ください。(紹介ページはこちら