実はこちら、ヘッド・アップ・ディスプレーです。細かく分解せずに分かるなんて、やっぱり専門家の方はすごいです。ちなみに、白い樹脂部品を外すと…。ここから先をお知りになりたい方は、是非、新型プリウスを分解してみてください。あるいは、2016年6月30日に発行予定の「トヨタ自動車『プリウス』詳細分解レポート」でも紹介していますので、そちらをご覧ください。

 これらの分解品を見ていて感じたのが、日本の大学でこうした分解の授業があれば、ものづくりに興味を持つ学生がもっと増えるのではないかということです。確かに、費用も掛かりますし、教える側にもスキルや知識が求められることは否めません。ただ、海外に目を向けると、企業からの寄付講座という手も…。そうした方法を参考に、優秀な技術系の人材が欲しい企業にひと肌脱いでもらうというのは、あまり現実的ではないでしょうか。